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ポーカーの配信

2022.11.29 に行われた第12回夕刊フジ杯プロ戦の配信を担当しました。
これがとても難敵でした。

  1. 半パブリックエリアのため被写体背景を気を付けると撮影ポジションが限られる
  2. 開発中のポーカーシステムということもあり、周囲には開発者が陣取らなければならず撮影ポジションが限られる
  3. 被写体への照明が無く顔が暗い、反面、ポーカー台は上部からのプロジェクション投影のため輝度が強い。結果として、コントラストが強すぎてカメラでの調整は限界がある

 

テクニカルリハーサルの時間も無く、放送を開始してから選手に邪魔にならないように調整を続けるという方法となりました。
また、カメラ2台ぐらいあれば良い(解説音声とカード情報だけで番組になりえる)というオーダーだったものの、固定画面では寂しいので映像追加を想定して準備をしました。しかしながら、ポーカー台にはディーラー1名と選手10名がずらりと座る構図で、全員をまんべんなく撮影し続けるのは無理でした。加えて撮影条件の悪さもあり、ちゃんと放送したいのであれば照明スタッフが必要です。費用対効果の関係もあるので、とにかくクオリティを上げればよいという訳でもなく、どこかで折り合いをつけることが必要です。その点、私たちは低コスト、中クオリティでやってますのでちょうど良かったかもしれません。

どんな現場でも要件定義が重要です。
ですが、多くの現場では発注主が明確な要件定義をしないことが多く、現場で決まります。
それを見越して機材は多めに持っていくことになります。当然、費用に上乗せとなるため、費用を抑えたいという方にはとにかく事前に要件定義をしっかり固めることをお願いしています。

8:30 搬入開始で 21:30 に撤収が終わりました。
長い現場でした。
今回の諸々の反省を活かし、あと2回ぐらいやると放送開始時から十分な品質を担保できるかなと思っています。